8時前に会社を抜け出して友達と飯を食べに行く。雨が降ったりやんだりとあまりいい天気ではない。渋谷某所の寿司屋に行く。客は少なく、客より店員のほうが多い始末。店の人と話すのが面倒なのでカウンターは避ける。オヤジとホステスみたいなお姉さんのカップル(?)のが出て行った後はガハハ親父がうるさかった。しかし店員のお姉さんはなんであんな変なワンピースを着ているのだろうか?妊婦じゃあるまいし。
10時前に店を出て、センター街のつぼ八に行く。この手の安飲み屋に行くのは3、4年ぶりだ。週末というせいもあり、バカ学生でうるさい。6年前は自分も同じことをやっていたわけだが。さっきとはうってかわってやたらと安い食べ物をオーダーする。酒は梅酒というチキンぶり。何杯か飲んだ後に、メインの「ピンクシャワシャワ」をオーダーする。友達のためにオーダーしたのに、結局「お前が飲め」とほとんど飲む羽目に。やたらと甘い。アルコール2%だそうで、これじゃあ女の子酔わせられないよなあ。隣のテーブルでは随分と数の合わない合コンらしきものをやっていた。男6以上:女2である。どっかでナンパでもしたのか。女がいないところで「次につなげる」とか言ってる。合コンとかもうそんな元気ないもんなあ。だるいトークをして時間をつぶすのも、へんな探りあいとかするのも面倒くさい。大体電話番号もめったに聞かないし(これは相手に失礼)。
友達が携帯の待ち受け画像に飼っているペットを使っていたが、そのそばに黒いものが落ちてたので「ウンコじゃねーの?」といったら「なんでそんなとこに目をつけるんだ」と怒られた。写す前に片付けろよ。12時前にお開き。漫画喫茶に行くも、またも寝てしまい(3回連続飲み後に寝てる)ディープになりながら5時ごろ帰還。
週末の夜の渋谷は雨が降っていたとはいえ、乱雑でにぎやかで、その温度にどうしようもない距離感を感じた。もう年なのだろうか。ただ、その距離感は必ずしも不快なものではなかった。バカ学生だった頃から今までのことが思い出されるからだろう。「随分遠いところまできてしまったなあ」と寂しい気持ちが大きい。寂しい、というのは失ったもののほうが多いからだろう。最近こういう感覚に襲われることが多い。久しぶりに味わったざわめきの中で、ちょっと昔に戻った気がした。