童貞街道

『ずっと彼女がいないあなたへ』 ISBN:487290169X
しばらく前に実家に戻ったときに弟の部屋に行ったところ、この本を見つけて奴が未だ童貞であることを確信してしまった。自信が確信に変わってしまった。2○歳*1にもなって童貞なんて負け組じゃないか。負けっぱなしだよ。ヨヨヨと涙で前が見えなくなってしまった。
童貞自体が悪いとは思わないが、「モテたい、彼女が欲しいと熱望するにもかかわらず童貞」というのは明らかに負け組である。つまり、いわゆる"モテ"市場に参入しているにもかかわらず市場のプレイヤーの目的である異性のゲットに負けているわけである。大体彼女ができないからってこんな本(すいません)を買ったところで状況が好転するわけがない。この手の本を買う人種に足りないのは想像力の欠如であると言ってしまおう。中身は恐ろしくて開く気にもならなかったが、タイトルを見たとき、自分の中の北方謙三「お前はまずソープに行って女を抱け!」(うろ覚え)と吼えたのは言うまでもない。
ちなみに僕が思うに弟が未だに童貞なのは(もう決め付けている)手が湿っているからである。手が湿っているから大学に○浪したあげく8流大学にしか入れず、同級生から「長老」とあだ名され、デブであり、未だに彼女もできずに童貞なのだ。顔を合わせるたび、僕は奴にこの理論(KKCの山本会長に勝るとも劣らない理論だと自負している)を説いて聞かせるのだが、奴は未だこの偉大なる真理に目覚めることなく童貞を続けているのである。

*1:二十歳ではない