火事

某所でのエントリーに切込隊長が猛烈に強い口調で反論した件について。リアルタイムでやり取りを見ていたのだが、某所の方は今は退役軍人で「昔はいろいろあったなあ」程度のノリでのん気に書いていたつもりだったのだろうが、いかんせん相手が悪かった。それにしてもこの人、やたらと「あの有名人は以前一緒に仕事した(優秀なやつだった。すなわち彼らをアゴで使っていた自分はもっとすごいのだ)」と吹聴していたようなのだが、先輩風でも吹かせて自慢でもしたいんでしょうか。退役したくせに妙に俗っぽいのね。今はないけど、前の会社ではこの手の人に泣かされた(隊長に比べればはるかに規模は小さいけど)経験があるだけに、隊長の反論読んでどう思ったかは興味の湧くところ。鷹揚に「昔のことじゃないか。許してくれよ」と構えたものの、その後次々とやってくるネット厨房の勢いに内心びびってたに違いない。案の定サイトはもう閉鎖の憂き目を見ている。開設して1週間経つか経たないかなのにご愁傷様なことである。双方の文章を見ていると隊長が怒るのも仕方ないかな、と思う。てめえが火種をまいておいて「あの頃は大変だったなあ」の一言で総括されれば言われた方は怒るに決まっている。しかも彼の中ではその件の話はそれでもう整理のついた出来事として認識されており、上がりを決め込んだ立場から偉そうな高説をぶっているのだから激怒するのも目に見えている。隊長は「最後くらいまともな仕事しろ」と言っているが、どうせできないだろうから誰とも会わずに毎日庭いじりでもしているほうが世の中のためになると思う。
それはともかく、60にもなって悟りも開けずにいるというのは悲しい話である。最近悪い癖で、傍目から見ていて居たたまれないような人たちの立場になってみるというロールプレイまがいの妄想シミュレーションをしてしまい、そのような痛ましい行動を取るにいたった背景やらを想像してorzというかとても悲しい気分になったりすることが多い。この人の場合単に謙虚さが足りないだけだと思うのだが、この手の人間は意外とよくいるタイプである。しかも社会的評価とはあまり相関性がない(もしかしたら上に行けば行くほど多いかもしれない)せいか、恐らくいくつになっても会わなくなることはないので厄介極まりない。まあこの手の馬鹿がたくさんいるから優越感に浸れるのだが。