ロボがーロボがー

DEAD OR ALIVE FINAL』2001年 日本
すごいすごいと聞いてはいたのだが、百聞は一見にしかずと言うことなのでDVDをレンタルしてきたけど、やっぱりすごかった。以下ネタバレ含む(誰も困らないと思うけど)。
舞台は西暦2346年の横浜。横浜なのだが、まるきり"まんま"香港である(実際撮影は香港で行われた)。どうやらDOAの世界では未来になると横浜が21世紀の香港そっくりになるらしい。トラムも走ってるし。さらに横浜なのに広東語を話す人多数、っていうか竹内リッキーと翔ちゃん以外ほとんど全員。広東語と日本語のセリフがシームレスに入り混じっている。あと、翔ちゃんの衣装がやる気なさ杉。「ユニバーサルスタジオ」というロゴの入った汚ねえシャツと黄色のパーカーにスニーカー。一方のリッキーは相変わらずのヤクザスタイルで、横からのカットになると前髪の主張ぶりがすごい。あと、リッキーは全編通して例の表情ばっかりで演技の幅というものを考えさせられた。ストーリーはあってなきが如しで、説明不足やら唐突過ぎるやらであまり体をなしていない。途中で香港人のキャストを予算の都合だか知らないけど相打ちでほとんど殺しちゃうし、妊婦を海に突き落として無理矢理泳がせるしわけがわからない。挙句リッキーと翔ちゃんは人間ではなく「レプリカント」だった、というどこかで聞いたような設定。そして圧巻はラストシーン。廃工場で対峙するリッキー&翔。壮絶なバトル(銃なし)の末、頭を「そっと」ぶつけ合うと、なんと2人は合体。本来の姿(頭部がまんま男性器で、リッキー&翔の顔が胸のあたりに並んでいる)と記憶を取り戻す。
リッキー「思い出した・・・」
翔「ああ、俺もだ。俺たちの名前・・・」(注:ここらへんはいい加減です)
リッキー&翔「DOA 2001型
その後、DOA 2001型(名前が安易過ぎ)は圧政者を倒すべく、廃工場を「静かに」飛び立つ。「破壊の権化」みたいなことを言っていた割にはおとなしい。そしてモーホーの青年と男色にふけっている圧政者のカット。忍び寄る影。ここもおとなしく侵入している。気配に気づいて後ろを振り向く2人。「OH MY GOD!」で終わり。思わず「え〜!?」と言ってしまった。もう投げっぱなしジャーマン大炸裂。