端末VPNでのデフォルトゲートウェイ

Windows付属のVPNクライアント機能はWindows2000以降ではデフォルトで入っているのでかなり使い勝手がいいのだが、いかんせんVPNでつないだときにデフォルトゲートウェイになってしまうので、VPNしながらインターネットを見る、といったときにVPN接続先からインターネットに出て行こうとするので遅いし、場合によってはアクセスできないこともある。が、設定でデフォルトゲートウェイにすることを回避できることを発見した。以下はWindows2000での設定方法。XPもほとんど同じだろう。98、MEはよくわからない。

  1. VPN接続設定の「プロパティ」画面を開き、「ネットワーク」タブを選択する。
  2. インターネットプロトコルTCP/IP)」を選択し、「プロパティ」ボタンを押す。
  3. 「全般」ダイアログが出るので「詳細設定」ボタンを押す。
  4. TCP/IP詳細設定」ダイアログの「全般」タブの「リモートネットワークでデフォルトゲートウェイを使う」のチェックを外してOKボタンを押して設定終了。

VPN接続後にipconfigしてみると、VPNのネットワークインターフェースのデフォルトゲートウェイの設定が空になっている。あとroute printコマンドでルーティングテーブルを見てみるとDefault Gatewayが所属するLANのデフォルトゲートウェイになっていることがわかる。接続先のネットワークが単一ネットワークの場合にはこれで十分だ。Windows付属のVPNPPTP)クライアントを使って4年くらいになるが、このオプションの存在に今まで気がつかなかった。Microsoftはこんなのデフォルトでオフにする設定にしてもらいたい。