最近生活の廃人度合いが上がってきていて、家に帰っても寝るだけ、休みの日も寝るだけ(合間合間に食べてはいる)、何かしようという気が起きない。外に出てもあらゆる事象に凹む要素を見出してしまうので、おちおち外にも出れない。化粧をばっちりしている女の人を見るだけでもうなんか凹む(これから合コンかデートかなあ、気合入れすぎ、肌荒れてんのかなあ)。なんかそういうことでテンションが上がってる人を見るともうダメだ。同様にビロード地みたいなジャケットを着て格好をつけている男の背中にやたらとほこりがついてるのが目立ったりするとこれも凹む(こういう生地はほこりとかが目立つんだよ)。美容室に行ったらやれパーマやらカラーやらをしてクリスマスや年末に備えている人を見ると凹む(そんなに楽しいイベントでもあるのか、カットだけに来た俺をさっさと終わらせてくれ)。見るからに秋葉原帰りのオタクさんのよれよれのトレーナーを見て凹む(もう少しちゃんとした格好で外歩こうよ)。びしっとしたスーツを着た男二人が女の話をしているのが聞こえると凹む(楽しそうな社会人ライフでよかったね)。「うらやましい」とか「ねたましい」とかよりも、ガラス一枚隔てた自分とは直接関係ない世界でがやがやと物事が動いているのがわかる。不思議に「寂しい」とか「構って欲しい」っていうわけでもない。人と話したりすると疲れるし。もう話題の共通点を探すだけで面倒くさい。しかも共通点と思しき話題は年々減ってきてるし、どれもこれも重い話ばかりだ。それを他人に吹っかけるのは相手も迷惑だろう。