吉井玲

「病気が治ってよかったですね」(ex江戸屋猫八師匠)、と単純には思うものの、復帰後の芸能界におけるポジションが微妙になってる気がする。まず「死の淵から生還した」ありきみたいな。問題が問題だけに微妙にからみづらくなってるような気が。おそらくはもう全快しているんだとは思うんですけど、「大病をした」というイメージ上イジリづらいだろうし。なんか腫れ物に触るみたいな扱いで。ここは一発ホノルルマラソンにでも出て(タイムはともかく一応完走するべき)健康体であることをあることを強くアピールしてみたらどうでしょう。実際はダラダラ走っててもいいから終始ニコニコしているのがミソかなと。24時間テレビみたいな死にそうな顔をするのはご法度で。アピール度でいうと24時間テレビのほうがはるかに話題になるが、あれはただ悲壮感を煽るだけだからだめでしょう。
ところでなんでこんなことを思いついたかというと、彼女の著作『神様、何するの…―白血病と闘ったアイドルの手記』 ISBN:434400230X「神様、何するの」の部分て、関西弁のおばちゃんのイントネーションを想起させるよなあといつも思っているのを思い出したから。茶化しちゃいけないんだろうけどさ。すいません、読んでもいません。多分そこそこ面白いと思うのですが。