本の系譜1 幼少期(12才、小学校卒業まで)
今まで読んできた本の履歴を書き連ねてみることにした。本の趣向はその人の性向を浮かび上がらせると思っているからあまり知られたくないのだがあえてやることにする。雑誌、マンガ、小説その他の区別なく、「自発的に」読んでいた(子供の頃はこの限りではないが)本とその傾向について書き残してみる。初回は読んでいた本が親の管理下にあった(というか自由に使える金がなかった)時期まで。シリーズ物は適当に端折る。思い出したら追加。順番は読んだ順(大体)だけどかなりいい加減。印象に残ったものは横に★印をつける。
- H.A.レイ『ひとまねこざる』ほか
- 寺村輝夫『王さまばんざい』ほか
- 那須正幹『それいけズッコケ三人組』ほか
- スティーブンソン『宝島』★
- ダニエル・デフォー『ロビンソン・クルーソー』
- ジュール・ヴェルヌ『海底2万マイル』『十五少年漂流記』★
- ビクトル・ユーゴー『ああ無情』
- エドモンド デ・アミーチス『クオレ』
- サン・テグジュペリ『星の王子様』
- トーベ・ヤンソン『楽しいムーミン一家』ほか
- J.H. ファーブル『ファーブル昆虫記』
- アーネスト・トンプソン シートン『シートン動物記』
- マーク・トウェイン 『トム・ソーヤの冒険』
- ジョン・ウィンダム『怪奇植物トリフィドの侵略』★
- アイザック・アシモフ『鋼鉄都市』
- H・G・ウェルズ『宇宙戦争』
- J・ウェブスター『あしながおじさん』
- ダシール・ハメット『マルタの鷹』
- 作者不詳『平家物語』(現代語訳)
- 太宰治『走れメロス』
- 滝沢馬琴『南総里見八犬伝』
- 竹山道雄『ビルマの竪琴』
- 江戸川乱歩『怪人二十面相』ほか★
- ジュール・ルナール 『にんじん』
- エクトール マロ 『家なき子』★
- モーリス・ルブラン『怪盗ルパン』ほか
- アレクサンドル・デュマ『三銃士』『巌窟王』
- 夏目漱石『坊ちゃん』
- 芥川龍之介『羅生門・鼻』ほか
- 菊池寛『恩讐の彼方に』
- 山本有三『路傍の石』★
- 壷井栄『二十四の瞳』
- 下村湖人『次郎物語』
- コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの冒険』ほか★
- 高木敏子『ガラスのうさぎ』
- 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』『グスコーブドリの伝記』
- 灰谷健次郎『兎の眼』★『太陽の子』
- 筒井茅乃『娘よ、ここが長崎です』
- 赤川次郎『三毛猫ホームズの騎士道』ほか
- 椎名誠『岳物語』
- ???『まんが日本の歴史』
- ???『玉川百科事典』
- ???『天体図鑑』数種類
親の管理下にあったため、マンガは日本史のマンガ以外一切なし。読んだかどうかの記憶がなかったり思い出せなかったりする本がもっとあるだろう。子供の頃は本当にマンガは読まなかった。その反動か最近はマンガばっかりだが。この時期の男の子がよく読むような「コロコロコミック」には一切触れたことがなかった。どっかの北の国みたいだ。中学受験のために都心の塾に通うようになって行き帰りの電車の中で赤川次郎を読むことがあったくらいか。それでもマンガを読むことはなかった。今思い出したが、子供の頃は天体図鑑を読むのが好きだった。年を取るにつれだんだんと興味が薄れていったのだが。後年子供の頃に興味のなかったギリシャ神話を絡めた「星座トーク」が女の子を口説くには有効らしいという話を聞いてなるほどと思ったのを覚えている。