そう なんども ぬかれて たまるか〜〜!

というわけで、ファミコン版の『キャプテン翼2』をつらつらとやっている。初回プレイだ。前作『キャプテン翼』は途中までやったことがあるが、それに比べて随分と進化していると思う。ワンツーパス、スローインコーナーキックゴールキックフリーキックなどが追加され、より「サッカーらしく」なっている。相変わらずこの世界では禁句になっているオフサイドは存在しない。
にもかかわらず、システムは完成度が高いし、グラフィックもファミコンにしてはいいと思う。ファンの間ではこの『2』が最高という評価だそうだ。ストーリーはオリジナルだが、よくできてると思う。やってて思うのが翼と岬マンセーのステータス。こいつら(と三杉)がチームトップクラスの能力を持っていて、あの日向が同じレベルでも足元にも及ばないのが腑に落ちない。それから、ゲーム中盤以降、遠目から必殺シュートを打ち込んでもあっさり止められたりする(ネオ・タイガーショットがあっさりニシドイツのキーパーにキャッチされたのにはショックだった)ので、困ったあげく編み出したのは、「ワンツーを多用してドリブルでキーパーと1対1になるところまで持っていき、キーパーをゴール前から引き剥がしてその間に別の奴がゴール」という戦法だった。ドリブル中に反則を誘えればPKにもなりやすいし。これで、突破力のある翼や岬、三杉あたりがキーパーと1対1になったところでキャッチさえされなければまわりにいる誰かがゴールするというパターンが確立できた。このお陰で立花兄弟のゴール数がかなり増えた。実はこの出っ歯の兄弟は攻守に活躍できる。守っても「スカイラブ〜」でカットが期待できるし(まさおとかずおが連発でスカイラブタックルを放ったのには笑った。どっちもかわされたけど)、あの大技「スカイラブツインシュート」も高い球にも低い球にも対応できるので翼がキーパーとゴール前で競り合ったこぼれ球をゴールに叩き込むには都合がいい。あと、使い勝手がいいのが早田だろうか。翼以外にチームで唯一特殊パスである「カミソリパス」を持つので、コーナーキックからのセンタリングとか、カウンター時に前線にいる味方にロングパスを出したりするときに重宝する。
この戦法に変えてから点が入りやすくなり(その分取られるんだけど)、11-7とか、6-4とか野球のような試合が増えた。SGGK(スーパー・グレート・ゴール・キーパー)の若林がやすやすと点を取られすぎるんだよ。SGGKの肩書きを背負って立つんだからもう少ししゃきっとして欲しい。残すは準決勝のニシドイツと決勝のブラジルのみなのだが、DF陣のレベルが低いせいか、ざるのような守備を披露してくれる。相手のシュートに触ったところなんてここ最近見たことがない。あと「フォロー」の意味がよくわからないのと、ペナルティーエリア内で石崎の顔面ブロックが使えない。ここで使わずしていつ使うというのだろう。他にもドイツ人のシュナイダーがなぜか英語で「ファイヤー」って言うし、決勝トーナメントは予選が必要なのかっていうくらいピラミッドが高いし(本選の予選リーグを5試合やってるにもかかわらず、トーナメントで6試合もある)、突っ込みどころはいろいろあるのだが、今回攻略するにあたって攻略サイトがないかと探してみたら、「控えの人たちだけで攻略する」というサイトを見つけた。
キャプテン翼2プレイ奮闘記
バビントンくんやらアマラウくん、来生、滝、井沢といった修哲トリオが大活躍しているようで味がある(つーか負けたときに同じ相手と再戦するケースだとレベルがなかなか上がらないのでめちゃくちゃ苦労するだろうな)。管理人氏の苦労がしのばれる一品である。