西武をFA・ポスティングで出てった選手のその後調査

涌井片岡の流出が決定的になったことを受けて、「いくらなんでも出て行かれすぎだろ」とは思うのだが、反面ちょうど旬を過ぎたあたりで出ていかれてる印象もあり、FA移籍後に華々しく活躍しているというイメージがない。というわけで自分の備忘録も兼ねて整理してみることにする。

選手名*1 宣言年 引退年 宣言時年齢*2 西武在籍年数 宣言後の活動年数*3
工藤公康 1994 2010 30 13 16
石毛宏典 1994 1996 38 14 2
清原和博 1996 2008 29 10 12
松井稼頭央 2003 -- 28 9 10
豊田清 2005 2011 34 11 6
森慎二P 2005 2009 31 9 0
松坂大輔P 2006 -- 26 8 7
和田一浩 2006 -- 35 11 7
三井浩二P*4 2008 2009 35 8 1
細川享 2010 -- 30 9 2
帆足和幸 2011 -- 32 11 2
許銘傑 2011 -- 35 12 2
土肥義弘 2010 2012 34 8*5 0
中島裕之 2012 -- 30 12 0
涌井秀章? 2013 -- 27 9 ?
片岡治大 2013 -- 30 9 ?

FA13人、ポスティング3人

以上16人となるが、リストアップするだけでそうそうたるメンツである。西武ファンなら名前を知らない人はいないはず。逆を返すとこれだけの選手が「引退までいたいとは思わない」という内部の雰囲気なのではと勘ぐってしまう。リストには入っていないが、カブレラにも過度な引き止めをしなかった。本当は移籍前と後で活動年数というざっくりしたものではなく、「どれだけ使われたか」を示す指標(打者では打席数、投手では登板数?)の年平均でも出して比較したらよりわかりやすくなると思われるのだが、手間が掛かりそうなのでとりあえず後回し。球団側のスタンスも昔から「衰えの見えた主力もポンポン首を切る」スタイルなので(覚えている範囲で渡辺久信、辻、平野、田辺、G.G.佐藤、石井義)、選手側としても「シビアに査定される前によその球団に高く買ってもらおう」と思うのだろうか。投手陣はともかく、野手陣はどんどん育ってくる(育てる自信がある・ノウハウがある)ので、「無理には引き止めない」ということのようだ。更に、来年は岸・中村・炭谷がFA国内FA権を取得するらしいので3人全員に出ていかれたらいよいよ暗黒期→どっかに球団売却も視野に入ってくるのではと思わずにはいられない。

*1:Pはポスティング

*2:宣言年から生年を引いただけなので不正確の可能性あり

*3:NPB,MLBのみカウント

*4:ポスティングが成立しなかったので西武と再契約

*5:横浜時代を除く