チラシの裏

一緒に働いてる人が辞めると言い出した(言い出したのは3週間ほど前)。管理者クラス*1は彼と僕だけなので、彼がいなくなると彼に押し付けていた総務・人事系の面倒な雑用とかを一手に引き受けないといけない。後任もしばらく来る気配がないのである程度の期間は一人でまわしていかないといけない。通常の開発管理とは別にこれらの仕事が加わるのでやらなきゃいけないことが数倍になるのは目に見えているわけで、非常に気が重い。始末の悪いことにこの手の仕事というのは往々にして

  • 不定形のことが多いので手間がかかる
  • 金が絡んだりするので神経を使う
  • 下っ端に任せられない
  • あまり評価されない

という性格を持っているので報われないことうけあいなのである。あげく僕が人嫌いというのが始末に悪い。
2年前にこの体制になったときに、雑用やら外部との折衝やらに押しつぶされそうになって今回辞める彼に雑用を暗黙のうちにやってもらっていたという経緯があるだけに、いざ一人になったときに今度は誰にも振れる人が周りにいないわけで、死にたいメーターがグーっと右に振れるのが目に浮かぶ。
しかし辞める理由が「自分はこの会社の社風にあわない。自分が本当にやりたいことを探したい」というのが腹立たしい。この会社の殺伐とした雰囲気を気にっている奴なんて誰もいないのだ。あげく「自分のやりたいことを探したい」とか30過ぎてのたまう神経が信じられない。30過ぎて自分探しですか。雰囲気悪いなんてアルバイトをしていたときから(うちの会社は学生アルバイトを雇ってよさそうなのをピックアップして社員に一本釣りしている)わかってるんだから、いくら金に目がくらんだとはいえ覚悟が足りなすぎる。「楽しく仕事がしたい」なんて、バカじゃなかろうか。そんなものを仕事に求めるなと言いたい。笑って楽しく過ごして金がもらえれば誰も苦労しない。そんなことが許されるのは十分な才能を持った一握りの人間だけだ。自分はもともとネガティブシンキングの塊(通称ネガティブシンキンガー)なので、彼のような自分と正反対の人間を見ると理解に苦しむ。何の裏打ちもなく「なんとかなるでしょ」と能天気に言い放つ彼を見て「それも才能かもな」と思ったりした。

*1:管理者といったってたいした事はない